Free International University Japan 9/8/2002


ミーティングのお知らせ
「占領に反対する芸術家」展
プロジェクショナル・インティファーダ in ラジオトピア
前回5月のミーティング報告
会計報告


ミーティングのお知らせ

前回から間が開きましたが、下記の日時にミーティングを開きます。八鍬瑞子さんがカナダでの"Artists against the Occupation"展を終えて帰ってきたので、その話が中心になるでしょうか。9月11日から1年がたちます。都合のつくようでしたらぜひご参加ください。
日時=9月8日(日) 午後6時30分~9時30分
会場=神宮前区民会館会議室2号(渋谷区神宮前6-10-14 Tel.03-3409-4565 JR原宿駅下車徒歩6分 営団地下鉄明治神宮前駅下車徒歩3分)
参加費=1,000円


「占領に反対する芸術家」展

八鍬さんのイニシアティヴで始まった「占領に反対する芸術家」展の第2回が、8月7日から17日までカナダ、オンタリオのロンドンで開かれました。八鍬さんも現地に赴き、その展覧会に参加しましたが、下のウェブサイトで、八鍬さんの呼びかけ文とそれを補足する針生さんの文章、第2回展"Artists against the Occupation"のポスターや参加作家の略年譜など、すべて英文ですが、見ることができます。次の展覧会も、カナダ、アメリカ、日本などで計画中とのことなので、関心のある方、参加を希望される方は連絡を取ってください。下のサイトの中のメールのアニメーションをクリックすると、メーラーが立ち上がるようになっています。
http://members.rogers.com/palestine4us/ArtistsAgainstOccupation/ArtistsAgainstOccupation.htm


プロジェクショナル・インティファーダ in ラジオトピア

ウィーンのKunstradioがArs Electronica Festival 2002の中で行うプロジェクト、"RADIOTOPIA on line - on air - on site"に粉川哲夫さんが協力することになり、そのノンストップ・ラジオパーティ、"U-topic Radiotopia"にThe Projectional Intifada(Art Strike + FIU Japan: 大榎淳、津田佳紀、守谷訓光)も参加することになりました。ライブ・ストリーミングは9月11日(水)の午前6時~11時(日本時間)、下のURLにアクセスしてください。
http://anarchy.k2.tku.ac.jp/streaming/radiotopia.html


前回5月のミーティングの報告

瀋陽の日本領事館で中国の警察が北朝鮮からの亡命希望者を引きずり出す事件が起きた直後でしたので、そのことがまず話題となりました。それから、この間の国会では結局通りませんでしたが、有事法制と個人情報保護法案の話。IndyMediaなど運動と連携したウェブサイトの話。針生さんが著作権についての会議のメンバーになっているが、インターネットについてはよく分からないので、意見を聞きたいということで、著作権と個人情報の話など。その中のいくつかを、時間がたったので記憶がちょっとあやふやですが、下に書いておきます。
・保守系の議員から国家主権を強調した発言が出てきている。東シナ海の不審船事件といい、有事法制の成立をサポートする動きではないか。
・北朝鮮から中国に脱出した人たち、脱北者を支援するNGOのことが紹介されているが、NGOだけでできるようなことではない。CIAが動いているのだろう。
・ビデオを撮っていたのは、脱北者の安全を保障するためと、中国政府に脱北者を難民と認めさせるためだといわれるが、ハンガリーがオーストリアとの国境を開放したことでベルリンの壁が崩壊したことを思い出させる。
・Independent Media Centerは、世界各地でつくられている市民・社会運動のニュース・書き込みサイトだが、日本でもそうしたサイトが必要だと話している。NYのIndyMediaのオフィスを訪ねた粉川さんの話によると、小さな事務所に人が2人いて、作業していたとのことだ。
http://www.indymedia.org/
http://nyc.indymedia.org/
・反グローバリズムの運動では、ラリーの日時と場所がインターネットを通して告知され、そのウェブサイトに行くと、交通や宿泊の案内まである。ただし、それは実際の運動があってはじめて機能していることを忘れてはいけない。
・デジタル・メディアの普及に伴い、著作権の問題が取りざたされているが、基本的なことは、ヴァルター・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術』で指摘されていると思う。
・木村恒久のフォト・モンタージュの裁判では、題材とした写真を撮った写真家が、いかに自然の崇高さを表現するのに苦労したかを語り、負けてしまった。オリジナリティーを認めるかどうかは、裁判官の主観による。
・建物の外観や風景自体は公共物であり、著作権は認められないが、マイクロソフトは世界中の名所の写真を撮り、その写真の著作権を取得しようとしている。
・ウェブサイトで新聞記事を引用したところ、新聞社から使用許諾を取るように求めるメールが届いたと聞いている。
・遺伝子情報の著作権を取得しようとする動きがある。
参加者=大榎淳、黒田オサム、重岡依里、針生一郎、福田雅人、三笠欽、守谷訓光、八鍬瑞子(敬称略)


会計報告

4月から8月までの収支です。この間ミーティングは1回だけだったので、こんなふうです。
収入
参加費=8,000円
計=8,000円
支出
会場費=2,200円
通信費=6,720円
封筒代=283円
計=9,497円



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